ツーリングトーク バイク談義

オフロードバイクの整備とツーリングキャンプのノウハウ

スプロケットの交換

スプロケットの交換

スプロケットの寿命

スプロケットの寿命

ドライブスプロケット(エンジン側)の寿命は車種によってまちまちですが、ジェベルXCのスプロケットとの寿命はおおよそ1万5千kmが目安です。写真は外し終えた古いスプロケットを前に、新しいスプロケットを後ろに置いて撮影したもので、古いスプロケットの摩耗具合がわかると思います。これ以上摩耗していると、アクセルを空けたときのレスポンスが極端に悪くなります。

カバーを外します

カバーを外します

スプロケットのカバーを外します。
ジェベルXCの場合は配線止めもカバーのボルトで止めてあるので、注意して外してください。

シフトペダルの増し締め

シフトペダルの増し締め

ジェベルXCのシフトペダルを止めているボルトは緩みやすく、定期的に増し締めを行っておかないと、シフトペダルが脱落してしまいます。

スプロケットの交換の際に増し締めをしておけば、まず緩んではずれることはありません。

リアのボルトを緩める

リアのボルトを緩める

リアホイールのリアアクスルシャフトを固定しているボルトを緩めます。
ボルトを舐めないようにボックスレンチ、もしくはメガネレンチを必ず使用してください。手元に工具がなければ車載工具で十分です。

アジャスターとチェーンを緩める

アジャスターとチェーンを緩める

左右のアジャスターを緩めてから、チェーンを一杯まで緩めます。

スプロケットの取り外し その1

スプロケットの取り外し その1

スプロケットを止めているサークリップを取り外します。
サークリップは専用工具を使用して取り外しますが、手元にない場合は針金とペンチなどで代用することもできます。ただし、お薦めはできません。

スプロケットの取り外し その2

スプロケットの取り外し その2

サークリップを取り外し終えてから、スプロケットを取り外します。
チェーンを一杯まで緩めてあるので、スプロケットとチェーンの間を手であけてから、スプロケットをシャフトから抜き取ります。

スプロケットの取り外し その3

スプロケットの取り外し その3

チェーンを一杯まで緩めてあれば、チェーンとスプロケットの間は写真くらいのあきができます。
これほどあきができない場合は、チェーンの緩みを調整するアジャスターが十分に緩んでいないことが原因として考えられるので、もう一度アジャスターを確認してください。

また、このときスプロケットの右側、リアリンクに取り付けてある黒色の樹脂製のチェーンバッファーが摩耗していないか確認してください。
リアサスペンションがへたっていたり、ノーマルよりも柔らかく設定している場合、チェーンバッファーが摩耗していることが良くあります。

泥落とし

泥落とし

チェーンカバーやスプロケットに隠れているので、通常清掃をすることができない箇所に付着している泥などをドライバーなどでこそげ落とします。

スプロケットの取り付け その1

スプロケットの取り付け その1

スプロケットを取り付けます。
まずチェーンをスプロケットに絡めます。

スプロケットの取り付け その2

スプロケットの取り付け その2

次にスプロケットをシャフトに押し込みます。

スプロケットの取り付け その3

スプロケットの取り付け その3

スプロケットを取り付けたら、サークリップを専用工具を使用して取り付けます。

整備マニュアルではサークリップは、スプロケットの交換と一緒に交換するように記載されていますが、経験上では交換の必要はありませんでした。
気になる方は、事前にサークリップも注文して手に入れておいてください。

チェーンの張りの調整

チェーンの張りの調整

チェーンの中心部を上下に動かして、最適なチェーンの張りに調整します。
チェーンの張りは整備マニュアルに数値が掲載されていますが、個人の好みもあるので、適時調整してください。

チェーンの張りの調整 アジャスター

チェーンの張りの調整 アジャスター

チェーンの張りの調整はアジャスターで行います。
必ず左右同じ値にして調整してください。無精してチェーンのある側だけで調整するなどは決してしないでください。

アクスルシャフトのボルトを締める

アクスルシャフトのボルトを締める

アクスルシャフトのボルトを締めます。
このとき、希にアジャスターがずれることがあるので、アジャスターのずれに注意してください。

カバーの取り付け その1

カバーの取り付け その1

スプロケットのカバーを取り付けます。
カバーには万一、チェーンが外れたときにエンジン部分を保護する金具が入っています。

カバーの取り付け その2

カバーの取り付け その2

カバーを取り付けたら、ボルトを締めて行きます。
外したときと同様に、配線を固定しているので、配線に注意してください。
これで作業は終了です。

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