ツーリングトーク バイク談義

オフロードバイクの整備とツーリングキャンプのノウハウ

中標津から根室へ

北の国から99’

中標津から根室へ

1999/07/29 472 km 天候:曇り一時雨
中標津−羅臼−知床峠−野付半島−根室

川北温泉の周辺の林道

中標津から根室へ

出発当初に降っていた雨はすぐにやんだ。からまつの湯の脇を通るダート道道を走ったあと、開陽台の展望台へ向かうが、濃霧でなにも見えない。北19号線を走ったあと、川北温泉へ抜けるダートを走るが、途中の分岐を間違えてしまい、廃道に近い、左右から笹が多い茂って路面が全く見えないダートを走ることになった。

何とか道道975へ戻り、付近のダートを探索したあと、いったんR244へ抜け、金山スキー場から滝ノ沢林道にはいる。小さな案内板を頼りに薫別温泉にたどり着いたが、また雨が降ってきたので入浴はあきらめた。噂によく出てくる温泉だが、なるほどクマさんが今にも出てきそうな雰囲気だった。

羅臼

中標津から根室へ

薫別温泉周辺の林道では、丁度営林署の作業車が路肩の草木を伐採していたので、快適に走ることができた。滝ノ沢林道から薫別林道を抜け、R355国後国道を北上、羅臼を通り抜け相泊へ。ようやく雨も上がり、薄日も射してきた。

羅臼を過ぎると交通量は無くなり、民家もまばらとなる。唯一大きな集落は岬町だけだった。海の先には国後島が遠望できる。相泊の行止箇所はちょっと拍子抜けするほどあっけなかった。

知床

中標津から根室へ

相泊から床峠へ上るが、峠からオホーツク海側は濃霧のため視界はない。峠にはいつもの通り、車の荷台を改造した売店がきていた。

知床峠を下るとすぐに霧は晴れて、国後島や羅臼岳が展望できる。峠から数km走ったところでエゾジカがのんびりと草をはんで居たのでこちらも鹿を眺めながら小休止をさせてもらった。知床の鹿は人間になれているのか、数mまで近寄っても時折こちらを振り向くだけで、又何事もない顔をして草を食べていた。

熊ノ湯

中標津から根室へ

羅臼野営場に立ち寄ると、クマが出没して閉鎖されていたが数日前から再開されたと、連泊中のライダーが教えてくれた。道の反対側にある熊ノ湯はとても湯が熱い。入りにきた観光客やライダー達は全員があまりの熱さに湯に浸からずに帰っていく。しかし熱い湯は大好きなので、体を慣らしながら方まで浸かる。

野付半島

中標津から根室へ

R335を戻り、野付半島へ。
また雨が降り出してきたが、その雨が半島の風景と良くあう。半島の先端には大きな駐車場が会い、そこから先は遊歩道となっている。雨にも関わらず、多数の観光バスや乗用車、バイクが駐車していた。

野付半島をあとにして風蓮湖沿いのハマナスロードを走る。半島の先端は平坦だが、小さな砂山がおかれていて、360度の展望が開ける。

落石から根室キャンプ場へ

R243の厚床から道道1127へ抜け、道道142を走る。原生林の中をしばらく走しったあと落石岬、根室車石の海岸線を探索。花咲港からR44へ抜け根室市のスーパーで夕食の材料を購入して、根室市キャンプ場にテントを張る。

キャンプ場にはすでに先客が何人も居て、夜半まで話し込む。広島からきたというXRL氏は昨日リアのベアリングを道東スーパー林道を走行中につぶしてしまったと言う。紅一点の彼女は雨の中、電話ボックスで一晩を明かしたそうだ。
今日のメンバーはなかなかヘビーである。

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