2010/04/29 256 km 天候:晴れ
徳島県、香川県
初めての瀬戸内海
県道41を北上して峠を下ってゆくと海が見えてくる。
瀬戸内海だ。香川県の海岸線はすべて瀬戸内海に面しているので当たり前なのだが、わたしは日本中を旅をしてきたが瀬戸内海を見るのはこれが初めて。無理を言って下関の壇ノ浦あたりも瀬戸内海といえば見たことがないこともないのだが、海原としての瀬戸内海は本当にこれが最初。
太平洋や日本海、オホーツク海や東シナ海などの外洋を見慣れているので、鏡のように穏やかな海面を見ていると不思議な感じがする。
県道3の未舗装区間
香川県と徳島県を結ぶ県道3は、峠区間から徳島側が未舗装路で、落石あり、泥濘路面ありでまず乗用車では通行は不可能。
オフロードバイクでも初心者では途中で足がすくんでしまうかもしれない。
わたしにとっては、本来この程度の悪路は悪い路のうちには入らないのだが、今回のツーリングにはオンロード用のタイヤ、ダンロップD604を履いてきているので、よほど慎重に体重でバランスをとらないとタイヤがすぐにグリップを失い転倒する危険性がある。
舗装工事中の塩江琴南林道
香川県では貴重な本格ダートだった塩江琴南林道の舗装化がほぼ終了していた。四国へは1997年から2004年までは毎年のように訪れていたが、2005年から今年まではご無沙汰だった。時間の経過がこうした林道の舗装化で感じることができるのはとても寂しい。
開通していた琴南財田林道
舗装林道としてだが、以前に工事中の林道として発見していた琴南財田林道が大山へ抜ける道に接続していた。
このあたりにも時間を感じる。
林道はとても立派な舗装路に変身していた。
この日は午後2時からのツーリングなので、このあたりで時間切れ、大山でテントを貼ることにした。
日暮れの満濃池と丸亀の夜景
今回、写真撮影用に持参したのはキャノンEOS 7D。
デジタル一眼レフカメラと呼ばれるカテゴリーの高価で大きく重いカメラだが、それだけに性能も抜群によい。
この夜景など、普段使っているコンパクトデジタルカメラで撮影をしたらどのように写るのだろうか。
徳島から香川へ
徳島港から国道17までは地図上の見た目の距離以上に時間がかかり、この日のその後を案じるするかのように時間だけが経過してゆく。
国道17で昨年の秋に下った吉野川を渡ると左に折れ、県道41から香川県へと越えるルートをとる。
途中に走る予定だった川筋線が通行止めとなったので、一路瀬戸内海へと下ってゆく。