キャンプツーリングの基本はご飯を炊くことです。失敗無く美味しくお米が炊け上がってキャンプが初めて楽しいものになります。お焦げが出来たくらいのご飯なら中心部は美味しく炊けていますが、水加減の失敗や火加減未熟で半生で芯の残ったお米が炊け上がったらキャンプは寂しいものになります。確実に美味しいご飯が食べられる炊き方の紹介です。
シエラカップには100ml、200mlのメモリーが付いているので、計量カップとしても使えます。一食分の米を量ります。
写真は一合(約200ml)の計量例です。
クッカー(コッヘル/鍋)の蓋がフライパンを兼ねている場合は、シエラカップの代用として米の計量が出来ます。ただし、事前に容量を量っておく必要があります。
米の量は上記と同じで一合(約200ml)です。
米をクッカーに移して研ぎます。
米は研ぐほど美味しく炊けるので、手を抜かずに研ぎます。クッカーが小さいと手が入らず、指先だけで研ぐ様になるので、研ぎづらいです。
無洗米を用意しておくと、この手間が省けます。
研ぎ終えたら30分ほど水に浸しておきます。ツーリングキャンプではこの30分を有効に生かしたいので、キャンプ場に到着したらまず米を研ぎ水に浸してからテントを張ることをお薦めします。
テントを張り終えキャンプの準備が終わる頃に丁度30分経つはずです。
シエラカップで水を計量してクッカーに入れます。
水の割合は、米の容量の1.5倍です。米が200mlなら水は300mlです。
米を水に30分浸す時間的余裕が無く、研いだらすぐに火に掛ける場合は、10%ほど水を多めに入れます。
キャンプでのご飯炊きでは、一般的なご飯の炊き方の火加減は忘れて下さい。
沸騰するまで強火です。
沸騰したら弱火にします。ストーブがとろ火に出来るなら、火加減を最小にします。
チリチリという焼け付く音がしたら、蓋を取ってご飯の炊け上がりを、実際に食べて確認します。「赤子泣いても蓋取るな」は無視します。
殆どの場合は美味しく炊け上がっているはずです。
5分ほど蒸らしたらできあがりです。飯ごうの様に逆さにしたりする必要はありません。
チリチリの音が聞こえたので食べたら芯が残っていて硬くて食べられない、と言うことはよくあります。
このときはいったん火からクッカーを外します。
そして、20mlから30mlの水をご飯の上から掛けて、水が底に達したら再び火に掛けます。
数分後、再びチリチリという音がするので、芯が無くなり食べ頃のご飯になります。すっきりと炊けたご飯に比べると柔らかすぎたり固すぎたりして味は劣りますが、十分に美味しいご飯に炊け上がるはずです。
H.N.うーたん(Yuichi Mizunuma)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板やクライミングトークのWebMasterでもあります。使用バイクのジェベルXCは1997年型、2002年型と乗り継ぎ、三台目の2004年型のジェベルXCを売却して、現在はバイクツーリングには行っていません。、これまでのツーリングの総走行距離は約21万kmです。
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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。
現在は東京都八王子市高尾に在住しています。オートバイから少し離れていて、主に登山とサイクリングを趣味にしています。
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