シートの取り外し
各部のオーバーホールをするときに最低限必要なのがシートや燃料タンクの取り外しです。ここの取り外し、取り付けは整備マニュアルを見ないでも出来るようになっておかないと、先に進むのは難しいでしょう。
サイドカバーはプラスネジや10mm、12mmのボルトで固定されている車種がほとんどなので、取り外すのは簡単です。
左右のサイドカバーを取り外した後、シートも取り外します。
燃料コックをオフにします。
燃料ホースの留め金をはずします。
留め金は写真の様な、幅広のプライヤーやペンチなどではずします。車載工具のプライヤは幅が狭いので使えません。別途にプライヤーを手配してください。
燃料ホースをコックから外します。
きつく取り付けてあるので、写真のようにマイナスドライバーを差し込んで取り外します。
この方法はわたしの我流です。燃料ホースを傷つける場合があることをご承知ください。
燃料ホースをコックから取り外しました。
エアクリーナーのサイドカバーをはずします。
工具は必要ありません。
サイドカバーのプラスネジを弛めてはずします。
ジェベルは2種類のネジで止められているので、小さなドライバーを使うとネジをなめてしまいます。できるだけ大きなプラスドライバーを使ってください。
サイドカバーを取り外しました。
バッテリーカバーを取り付けているボルトを弛めてはずします。
ジェベルのこのネジは、ボルトの頭にプラスネジが切ってありますが、プラスネジは力を入れて弛めたり締めたりする際には使わないでください。必ず頭をなめます。
バッテリーカバーのボルトは深く入っているので、アジャスターと取り付けたレンチではずします。
バッテリーカバーを止めているボルトを2つ取ると、バッテリーカバーが外れます。
バッテリー端子が外れているのは、特に意味はありません。1週間以上、バイクに乗らない場合はバッテリー上がりを防ぐためにはずしてあります。
反対側の、サイレンサー側のサイドカバーをはずします。
こちら側はプラスネジ2つで固定されています。
サイドカバーをはずしました。
シートを固定しているボルトを弛めてはずします。
サイレンサー側のシートを固定しているボルトを弛めてはずします。
シートを固定しているボルトをはずし終えたら、シートを後に少しずらします。
写真のように1センチ程度ずらします。
シートをずらすと、シートとタンクを止めている金具が外れますので、シートをはずせます。
タンクを止めているネジを弛めてはずします。
タンクを固定しているネジをはずしたら、タンクを後にずらします。
タンクを後にずらす幅です。数センチです。
ずらしたら、タンクを持ち上げます。満タンですと20kgを越える重量ですので、ふらつかないように注意してください。
シートとタンクを取り外しました。
ここから、本格的な作業を行います。
取り外した燃料タンクとシートの取り付け方の詳細は燃料タンクとシートの取り付けを参照ください。
H.N.うーたん(Yuichi Mizunuma)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板やクライミングトークのWebMasterでもあります。使用バイクのジェベルXCは1997年型、2002年型と乗り継ぎ、三台目の2004年型のジェベルXCを売却して、現在はバイクツーリングには行っていません。、これまでのツーリングの総走行距離は約21万kmです。
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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。
現在は東京都八王子市高尾に在住しています。オートバイから少し離れていて、主に登山とサイクリングを趣味にしています。
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