ツーリングトーク バイク談義

オフロードバイクの整備とツーリングキャンプのノウハウ

虫対策

虫対策

防虫と殺虫

キャンプにつきものが虫です。蚊が多い地方もあれば虻や蚋が多い地方もあります。北海道のようにぬか蚊が多い地方もあります。虫がこないようにするのが防虫、テントの中に入ったりした虫を駆除するのが殺虫です。
楽しいはずのキャンプツーリングを台無しにしてしまうのが人を刺す虫の存在です。虫に悪気はないのですが、蚊や虻などに刺されるとかゆかったり痛かったりで眠れなくなります。防虫剤や殺虫剤を持っていないと悲惨な一夜を明かすことになります。

寝られない夜の一例

わたしが最初に蚊に悩まされたのは白神山地の近くの川沿いのキャンプ場でした。白神山地が世界遺産に登録された直後でした。
テントの前室の裏側が真っ黒になるくらい蚊がいて、出入りのたびに1、2匹が室内に入ってしまいます。テントに入った蚊が夜間に踵とつま先を刺したので十分に寝ることができませんでした。夜間に懐中電灯で蚊を探しても見つかりません。刺されるままに一夜を明かした翌朝に血膨れをした2匹の蚊を見つけました。自力では飛べないくらいに血を吸っていました。すぐに小型の殺虫剤を購入しました。

蚊取り線香

ソロツーリングなら殺虫剤をテントの中にまけば虫の被害は防げるのですが、キャンプ場で他のキャンパーと話すのはツーリングの楽しみの一つです。このときは屋外なので殺虫剤も一過性の効果しかありません。一晩中、防虫の効果があるのは蚊取り線香です。これを焚いておくと虫の被害はとても少なくなります。

殺虫剤

テントの中に一吹きすると蚊を駆除できます。
虫の多いキャンプ場では出入りをする度に虫が入ってくるので、その都度一吹きすると良いです。大きな殺虫剤は邪魔なので小型のタイプを持ってゆきます。

かゆみ止め

どんなに工夫をしても虫には必ず刺されるものです。刺された時にはかゆみ止めが役立ちます。
わたしにはきんかんが一番あっているのですが、きんかんは割れる可能性のあるガラス瓶に入っています。衝撃に強いプラスチックの容器に入っているかゆみ止めを探したところムヒを見つけました。実は最初はチューブ入りのムヒを購入してリュックサックに入れたのですが転倒したときにつぶれてしまいました。以後はプラスチック容器に入っているムヒを使っています。これもリュックサックに入れていますが転倒をして割れたことは今のところありません。

防虫ネット

防虫剤も殺虫剤も消耗品なので使い切ってしまうことがあります。キャンプをする場所は、大抵は山奥や川沿いで近くにお店はありませんから、切れたその夜は防虫剤も殺虫剤もなしで過ごすことになります。また、虫が桁違いに多いキャンプ場では防虫剤も役立たないことがあります。この様な時には防虫ネットが役立ちます。
わたしが持っているのは顔や頭を守ってくれる帽子型のものです。網の目がとても細かいのでこれをかぶっていれば、顔や頭を虫に刺されることはまずありません。その代わりに網の目が細かすぎるために目に入ってくる光量が少なくなり薄暗く見えます。あまり快適ではないので湖畔など虫が異常に多いときにだけ使っています。